心を動かす

辛い思いをしたり,理不尽な目に遭う環境にさらされると人の心は筋肉と同じように固まってしまいます。
心が喜怒哀楽を自由に感じて動くことができないと心は麻痺していきます。
そしてポキンと折れてしまうことがあります。

そうすると悲しみも感じづらくなりますが,そのような状態でどうにか生きている人たちがいます。
哀しみや痛みのスイッチだけ切って,喜びや楽しみは感じるようにしておく,
そんな風にうまく心を動かせればよいのですが,そんな風には心は動きません。

また,辛いことを思い出さずに,痛みに触れないでそれを治せればよいのですが,
それも難しいようです。

少し痛くても,頑張って少しずつ心を動かすと,
心は柔らかさを取り戻し,少しずつ柔軟に動くようになっていきます。

頭と心をフルに使って自分の心と遊んでみてはどうでしょうか。
時には哀しみや痛みに触れることはつらくもありますが,
その先には明るい未来が待っています。