2024-05-01 / 最終更新日時 : 2024-04-28 naganuma 読書覚書 『傲慢と善良』から 積読になっていた「傲慢と善良」を読みました。気になったところについて書いてみました。 自己評価の低さと自己愛の強さ 本書は題名が気になって内容についてはまったく知らないままに購入したものでしたが,ミステリー仕立ての婚活が […]
2024-04-16 / 最終更新日時 : 2024-04-14 naganuma 読書覚書 羞恥心と罪悪感ーー西加奈子氏「舞台」を読んで 自意識過剰で何をするにも人目を気にして,羞恥心や罪悪感に苛まれながら生活をしている葉太が主人公の物語「舞台」を読んだので,気になったことを書いてみました。 自意識過剰からくる羞恥心と罪悪感 西加奈子氏の「舞台」を読みまし […]
2023-10-03 / 最終更新日時 : 2023-10-01 naganuma 精神分析・心について 真の性倒錯,そしてナルシシズム R.ケイパーの「精神病理と原始的精神状態」1998(『米国クライン派の臨床』1999/2011所収)では,大人の性倒錯についてのフロイトの誤謬についても扱っていたので,そこから考えたことを記述してみる。 倒錯とは 倒錯と […]
2023-09-16 / 最終更新日時 : 2023-09-16 naganuma 精神分析・心について R.ケイパー著「臨床的事実とは何か?ーー精神分析技法論への寄与」 R.ケイパー著の『米国クライン派の臨床ーー自分自身のこころ』に収録されている「臨床的事実とは何か?ーー精神分析技法論への寄与」を読んで,気になったところを抜粋。本論でケーパーは,臨床的事実とは何か,つまり治療者―患者間で […]
2023-07-27 / 最終更新日時 : 2023-09-16 naganuma 精神分析・心について 変容惹起解釈を阻む患者-治療者間の超自我の融合 R.ケイパーの「変化をもたらす解釈をすることの難しさについて」(『米国クライン派の臨床――自分自身の心』2011収録)で,ケイパーは,分析家が身を置くのは原始的超自我の世界に不可欠な承認・不承認の世界ではなく,現実を公平 […]