大切な人を亡くしたあなたへ

大切な人が亡くなると世界は一変します。
世界が色を失ってモノクロ化します。
寂しさが恐ろしい勢いで襲ってきます。
潮のように引いては押し寄せてきます。

それでもあなたは生きていかなければなりません。
なぜならあなたの中にその人が生きているからです。
その人が生きていた証はあなたの中に残されているからです。

心配しないでください。
いつの日か,あなたはちゃんと自分の足で立って生きていくことができます。
いまは身を切られるような寂しさの痛みに耐えられなくても,いつの日か穏やかな日々が訪れます。
そして亡くなった方が残してくれた自分の中の何かに支えられ生きていくことができると思います。

もし立ち上がるのに時間がかかっているなら,
ひとりでは少し無理そうだと思うようであれば,誰かを頼ってください。

絵本「わすれられないおくりもの」は皆に慕われていたあなぐまさんが,森の友達にのこした素敵な贈り物のお話です。興味のある方はぜひ読んでみてください。あらすじはpictbookさんでも読めるようです。