2020-07-25 / 最終更新日時 : 2020-07-25 naganuma 精神分析・心について 村上春樹作品でウィニコットの中間領域を堪能 村上作品との出会い 村上春樹の短編集「一人称単数」が出版された。村上春樹の作品は「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」(1985)が最初に読んだ本である。発売後間もない頃に,友人の家の本棚にあったのが目に留まり, […]
2020-07-18 / 最終更新日時 : 2020-07-17 naganuma 精神分析・心について 言葉から離れないこと 言葉は無力なのか まだ,もっともっと,若かった頃,相手が自分で言ったことをまったく覚えていないとき,テキトーな言葉を使ってゆるっと話しているのを思い知らされるとき,(自分は棚に上げて)なんて人はいい加減に話しているのだろ […]
2020-07-15 / 最終更新日時 : 2023-12-01 naganuma 精神分析・心について どうやって無意識の世界を理解するの? 思い出したくないことは心の奥底,または外へ フロイトが始めた大人の精神分析では,「自由連想法」によって,そしてお子さんの場合には,メラニー・クラインが創案したプレイテクニック(プレイセラピー)と言われる技法を用いて,ク […]
2020-07-13 / 最終更新日時 : 2023-02-10 naganuma 精神分析・心について 考えること,そして書くこと――HP作成の経緯 (追記 : この記事は2020年に現在のHPの前身となるサイト作成時のものです) ビオンの「考えることの理論」Theory of thought 精神分析では,ビオンによれば,空腹/不快を感じた時に,空腹を満たしてくれる […]
2020-07-12 / 最終更新日時 : 2020-07-12 naganuma 読書覚書 「自己嫌悪の効用――太宰治『人間失格』について」――岸田秀「ものぐさ精神分析」(1977)覚書 岸田氏によれば,自己嫌悪とは,社会的承認と自尊心が「架空の自分」に支えられているときにおこる現象である。人は,無能な自分,その行動を自己嫌悪することで,非自己化することで,罪悪感を回避し,欲求の満足をしようとする試みであ […]