人に弱みが見せられない
なぜ人に弱みを見せられないのか?
人に弱みを魅せられないと思っているその理由はなんでしょうか?
人に弱みを見せられないと思っているあなたはこんなことを考えていませんか?
・人に弱みを見せると自分が弱い人間だと思われて,距離をおかれてしまう
・「どう見られるか」以前に,自分が強い人間でいたい,カッコよく振舞いたい
・人に弱みを見せるとつけこまれる
これらの思いには自分に自信がないこと,自分を過剰によく見せたいという思いが関係しています。つまり, 対人関係における自己愛の問題や,自分や人に対する信頼感の問題が絡んでいます。
もっと平たく言えば,自分の弱さを認めたくないということではないかと思います。
弱みは見せても大丈夫!
私がよくクライエントさんにお伝えすることに
「自分(人)は自分(人)が思っているほど強くはない,
でも自分(人)は自分(人)が思っているほど弱くはない」というフレーズがあります。
このフレーズで伝えたいことはいくつかあるので,その時その時で伝えたい意図は違うのですが,今回のお話の中では「人は思っているほど弱くはないのだから,そして強くもないのだから,弱みを見せてもいいし,いつもそんなに強がっていなくてもいい」ということです。
少しずつバランスを見ながら
実際,人は相手に弱みを見せられると,「信用してもらっているのかな?」「頼られているのかな?」と思うことも多いです。もちろん,常に四六時中弱音を吐いていれば敬遠されるかもしれませんので,バランスは考えておく必要があります。また確かに,弱みを見せると付け込んでくるような相手もいるかもしれません。そのような時は,その相手とあまり関係を続けても良いことはないので,こちらから一定の距離を置いて付き合うようにしましょう。
そこは,一気に弱みを見せるのではなく,少しずつ様子を見ながらやってみて,自分の弱さを受け入れて,サポートしてくれる相手かどうかを見極めましょう。
弱さを認めることは強さの証
そして,まずは自分が自分の弱さを受け入れましょう。そんなにちゃんとしていなくても,完璧でなくても,いまのあなたで十分。自分の弱みを知って,受け入れて,周りに助けてもらいながら生きていけばよいのです。
その分,「お互い様」なので相手の弱いところも助けてあげればそれで良し。
自分の弱さを受け入れること,相手の弱さも許してあげること,それが本当の「強さ」です。
そうやって自分らしく強く穏やかな毎日を目指しましょう。