2023-06-12 / 最終更新日時 : 2025-04-10 naganuma 読書覚書(分析関係) 「転移を生きる」を考えるための素材ーー『夢,夢見ること』松木邦裕・藤山直樹から 今回は『夢,夢見ること』松木邦裕・藤山直樹著から「転移を生きる」という臨床技法を理解するための覚書。 藤山先生によるdreamingの解説 藤山先生による精神分析家の仕事 松木先生によるdreamingの解説 現時点での […]
2021-04-05 / 最終更新日時 : 2025-04-17 naganuma 読書覚書(分析関係) Kleinによる精神分析的態度,自分を知ること,自己内省の重要性について――主にReading Kleinより Reading Kleinを読んで,精神分析的態度や自分を知ること,自己内省の重要性について書いてあって,ちょっとメモしておきたい部分の覚書です。 分析の目指すところ 子どもへの精神分析的態度には,認知を発達させることが […]
2021-03-01 / 最終更新日時 : 2025-04-10 naganuma 読書覚書(分析関係) Reading Kleinを読んでーー第2章「クラインの初期の仕事」覚書 Reading Kleinを読んだ。本書は原著も文献講読会を通して一通り読んでいるはずなのだが,やはり日本語で読む方が頭に入る。本書は,クライン理論,そしてのちの分析家たちの著名な理論にそれらがどのようにつながっていった […]
2020-12-31 / 最終更新日時 : 2025-04-10 naganuma 読書覚書(分析関係) オイディプス王「イオカステの罪」 読書会の準備で読んでいる英国独立派の精神分析家ハロルド・スチュワートの著作「精神分析における心的経験と技法問題」の中に『オイディプス王』の「イオカステの罪と共謀」について扱った章があった。 これまで早期の母子関係の重要性 […]
2020-07-12 / 最終更新日時 : 2025-04-10 naganuma 心に栄養 「自己嫌悪の効用――太宰治『人間失格』について」――岸田秀「ものぐさ精神分析」(1977)覚書 岸田氏によれば,自己嫌悪とは,社会的承認と自尊心が「架空の自分」に支えられているときにおこる現象である。人は,無能な自分,その行動を自己嫌悪することで,非自己化することで,罪悪感を回避し,欲求の満足をしようとする試みであ […]