2023-07-27 / 最終更新日時 : 2023-09-16 naganuma 精神分析・心について 変容惹起解釈を阻む患者-治療者間の超自我の融合 R.ケイパーの「変化をもたらす解釈をすることの難しさについて」(『米国クライン派の臨床――自分自身の心』2011収録)で,ケイパーは,分析家が身を置くのは原始的超自我の世界に不可欠な承認・不承認の世界ではなく,現実を公平 […]
2023-07-23 / 最終更新日時 : 2023-07-23 naganuma 精神分析・心について R.ケイパー「精神分析は治すのか?ーー精神分析技法論への寄与」についての覚書 R.ケイパー著の『米国クライン派の臨床ーー自分自身のこころ』に収録されている「精神分析は治すのか?ーー精神分析技法論への寄与」を読んで,気になったところを抜粋。本論でケーパーは,「分析医に対する分析治療上の注意」の中でフ […]
2023-07-11 / 最終更新日時 : 2024-08-05 naganuma 精神分析・心について 理想化の果ての自我の枯渇について 1970年に出版されて以降,英国では重版されロングセラーとも言えるI・ザルツバーガー‐ウィッテンバーグ著『臨床現場に生かすクライン派精神分析――精神分析における洞察と関係性』の中にあった迫害不安に対する防衛の説明の中で気 […]
2023-07-04 / 最終更新日時 : 2024-08-05 naganuma 心の病気 斎藤環著『「自傷的自己愛」の精神分析』を読んで 本書は,斎藤環氏が引きこもりに多く見られる「自分をディスり続ける人たち」の心の状態を「自傷的自己愛」という概念によって説明したものである。以下,『「自傷的自己愛」の精神分析』を読んで,気になったところをまとめてみる。 自 […]