セッションを録音したり,メモを取っても良いですか?

セッションの録音やメモはお勧めしていません。
心理療法の本質は記録に残る言葉だけでなく,その場の空気感,沈黙,声のトーン,身体感覚など,記録できない要素にこそあります。

そこで話したこと,聞いたことには,その場で話すこと,聞くことに意味があります。忘れてしまったら何度でも同じ話をすることにも意味があるものと考えています。

録音やメモは,言葉だけを切り取ってしまいます。

すると,その言葉が一人歩きして,本来その場で体験したはずの意味や感情から離れてしまうことがあります。

記録された言葉は,もはや生きた体験ではなくなってしまうのです。

どうしても覚えておきたいと思うことについては,セッション後にご自身で振り返りをメモする程度で十分です。