2025-02-12 / 最終更新日時 : 2025-04-10 naganuma 読書覚書(分析関係) α要素・β要素|ビオンの思考の生成・成熟過程 ビオンは,「思考の理論」において,人には最初から「思考」があるのではなくて,そもそもは「考える」という段階に達していない感情や感覚(β要素)というものがあり,それをどうにか思考化し,処理できるもの(α要素)にするために「 […]
2023-10-26 / 最終更新日時 : 2025-04-10 naganuma 読書覚書(分析関係) 妄想と夢の違いーー『夢,夢見ること』松木邦裕・藤山直樹から 『夢,夢見ること』松木邦裕・藤山直樹の中にあった妄想と夢の違いについての見解を記述した。 変形可能かどうか 妄想の本質は空想,その人の主観的な想像であり,その人がその空想を現実だと思い込んでいる場合に私たちはそれを妄想と […]
2023-10-03 / 最終更新日時 : 2025-04-10 naganuma 読書覚書(分析関係) 真の性倒錯,そしてナルシシズム R.ケイパーの「精神病理と原始的精神状態」1998(『米国クライン派の臨床』1999/2011所収)では,大人の性倒錯についてのフロイトの誤謬についても扱っていたので,そこから考えたことを記述してみる。 倒錯とは 倒錯と […]
2023-09-16 / 最終更新日時 : 2025-04-10 naganuma 読書覚書(分析関係) R.ケイパー著「臨床的事実とは何か?ーー精神分析技法論への寄与」 R.ケイパー著の『米国クライン派の臨床ーー自分自身のこころ』に収録されている「臨床的事実とは何か?ーー精神分析技法論への寄与」を読んで,気になったところを抜粋。本論でケーパーは,臨床的事実とは何か,つまり治療者―患者間で […]
2023-07-27 / 最終更新日時 : 2025-04-10 naganuma 読書覚書(分析関係) 変容惹起解釈を阻む患者-治療者間の超自我の融合 R.ケイパーの「変化をもたらす解釈をすることの難しさについて」(『米国クライン派の臨床――自分自身の心』2011収録)で,ケイパーは,分析家が身を置くのは原始的超自我の世界に不可欠な承認・不承認の世界ではなく,現実を公平 […]