精神分析的心理療法に向き・不向きはありますか?
この心理療法は
- すぐに答えが欲しい人
- 具体的な指示やアドバイスを求めている人
- 行動プランを持ち帰りたい人
- 目に見える具体的な形での成果や即効性を求める
――このような方には向いていません。
毎週セッションに通って,頭に浮かんでいること,心に浮かんでいることをただ話すという作業を繰り返すことで,
ふと振り返ってみると,なぜか気持ちが楽になっている,前と違ってあまり不安を感じないで暮らせているかも…といった感じで成果を感じるものです。
毎回のセラピーで「いいこと,ためになることを聞いた!」「メモっておこう!」といったようなものでもありません。
それでも深いところでの考え方,生き方の変化を促せる療法であることには間違いありません。
具体的な助言でどうにかなるような問題であれば,既に周りの意見を聞いたり,自己啓発の本を読んだりして,十分に試されているのではないでしょうか。
「同じことを繰り返してつまづいている」という感じをお持ちの方,
「頭ではわかっているけれど,感情が追い付かない」とお感じの方,
ゆっくりな方法ではありますが,試してみてはいかがでしょうか。
自分の弱点や,だめなところについて知ること,そこに向き合うことは辛い場合もあります。
しかし,そういう自分の弱さを知ってこそ強くなれるのではないかと思います。短所は長所にもなります。また,短所をあらかじめ知っておくことで,それをうまくカバーしながら,予防しながら生活することは将来の生きやすさにもつながります。
結論としては,精神分析的心理療法には向き・不向きはあるとは思います。
即効性もありません。それでも,既に行き詰っている状態であれば試してみてもよいのではないかと思います。


