2020-07-12 / 最終更新日時 : 2020-07-12 naganuma 読書覚書 「自己嫌悪の効用――太宰治『人間失格』について」――岸田秀「ものぐさ精神分析」(1977)覚書 岸田氏によれば,自己嫌悪とは,社会的承認と自尊心が「架空の自分」に支えられているときにおこる現象である。人は,無能な自分,その行動を自己嫌悪することで,非自己化することで,罪悪感を回避し,欲求の満足をしようとする試みであ […]
2020-07-09 / 最終更新日時 : 2020-07-12 naganuma 読書覚書 時間と空間の起源――岸田秀「ものぐさ精神分析」(1977)覚書 岸田秀氏の「ものぐさ精神分析」収録の「時間と空間の起源」についての覚書 無意識の世界に時間は不要 フロイトは無意識は否定を知らず,すべては肯定されるため,その世界に時間は不要である,そして,意識においてはじめて時間が現れ […]
2020-07-07 / 最終更新日時 : 2020-07-12 naganuma 読書覚書 ナルチシズム論――岸田秀「ものぐさ精神分析」(1977)覚書 当時多くの人に影響を与えたと言われる名著として,今更ながら岸田秀のコレクションに手をつけている。その中の「ナルチシズム論」についての覚書 非現実な幻想我の世界から現実我の世界へ 生後一年ほどの乳児には自他の区別や現実と非 […]