最初からお子さんの不登校や引きこもり,配偶者の問題をご本人だけの問題と捉え,その心の在り方や状況を変化させるという目的だけでご家族がご相談を受けるというのはあまり有効ではありません。
しかし,実際のところ,そばにいるご家族の接し方によって,ご家族の心の状態やご本人を取り巻く状況が良くなることもあれば,悪化させてしまうこともあります。
そのため,まずはご本人の周りにおられるご家族自身が変化し,関わり方を変えていただくことで状況が改善することは多々あります。
家族相談もご本人の心理療法と同様に,「対応の仕方を一度聞いたら終わり」ということではありませんが,定期的に継続して通っていただくことで状況に変化が現れるケースは非常に多いです。
また,心に不調を抱えた方と一緒に暮らしていると,ご本人よりも周りの家族が病んでいくことが多々ありますので,ご自身の心の健康維持のためにも家族相談をご利用ください。
スタートは家族相談という形式であっても,お子さんや配偶者の状況や心の理解だけではなく,相談に来られたご自身の理解を深めていくことは大事な作業となります。その中で自分自身の問題に気づくこととなり,ご相談の中でご自身の精神分析的心理療法に移行される場合もあります。
また,ご家族の変化を受けて,ご本人が「自分もカウンセリングを受けてみようかな」というお気持ちになられる場合もあります。
※小学校4年生程度~中学生・高校生の不登校や引きこもりのお子さんのカウンセリングについて詳しくお知りになりたい方は「お子さんのカウンセリングについて」のページをご覧ください。
